カスタマーサクセスとキャリアを考える

人材業界出身の著者が、IT業界のカスタマーサクセス職に転職してからのお話

採用しよう~選考開始編その1「書類選考フロー」~

こんばんわ、お久しぶりです!転職くんです!!正月ボケでだいぶ更新が滞っておりました笑今日からはようやく選考開始編!てことですぐに面談面接が始まるか、と思いきや、そんなことはありません笑 

 

【書類選考フローを整備する】

みなさん、日本の中小企業の割合ってどれくらいかご存知ですか?まあよく新聞とかで言われるので知ってるよ!って思うかもしれませんが、その割合99%超・・・そうほぼ中小企業なんです笑 つまりほとんどの企業は、候補者が名前を聞いてもわからない採用弱者なんですね。

 

じゃあそんな採用弱者が一番何を意識すべきか。。。それは「あなたが欲しい!」とちゃんと伝え続けること。それも言動で。なぜかというと大手企業はあくまで見定める側なので、候補者へのアピールをしていない。恋愛と同じで、美女とブ男が付き合ってるケースは、だいたい男がイケメンより先に、もしくはイケメンより多くのアピールを美女にし続けたから。人間誰しもが承認欲求が高いので、好き好き言われたらなびいちゃうもんです笑

 

そしてそのアピールが最も伝わるのが「スピード」なんです。応募してから一週間後に「書類合格」って言われるのと、応募した5秒後に「合格!あなた最高!」って言われるの、どっちが良いですか?格段に後者ですよね?(ちょっと極端すぎたか笑)

 

そしてこのスピード感を出すための事前準備として超重要なのが書類選考フローです。みなさんポジションによると思うんですが、例えば技術職の人と面接する際、誰が書類選考してますか?大体の人が技術部門の面接担当官じゃないでしょうか??そしてこれに当てはまる会社の多くの人事が悩むことが「現場の書類選考遅い問題」笑 かれらっていっつも人が足りないっていう割には、全然協力的じゃないんですよ。。。偏屈だから。。。笑 でもこれって笑い事じゃなくて、応募後の企業の反応でだいぶ候補者の意向って変わるんです。

 

だから対策はだいたい3つ

・人事が書類選考できる決まりにする(目線合わせは入念に)

・現場の書類選考リードタイムを厳しく管理する

・技術部門のトップとものすごい強いタッグを組み、トップダウンで威嚇し続ける

どれも労力がかかる方法ですが、これをやっとくとやっとかないとではだいぶ違います。なぜならこの書類選考こそが、第一印象を決める最初の接点だからです。

 

たかが書類選考、されど書類選考。舐めるな危険。そしてまさかの書類選考を語るだけで1000文字を超えてしまったので、本日はここらへんでおさらば笑

 

ではでは

 

 

 

番外編【書評】エンゼルバンク ドラゴン桜外伝 三田 紀房

新年あけましておめでとうございます、転職くんです!

年末年始で相当ばたばたしておりましたが、本日から元気にスタートいたします。今年もよろしくお願いいたします。

 

と堅苦しい感じからスタートしたのに、新年第一発目はマンガの書評です、ごめんなさい笑

でも、転職くん、どうしてもこの本だけは「転職」関連でおすすめしたかった。。。活字は読めないって人でも、マンガなら読める!って人いるじゃないですか?三田先生の作品は、勉強にもなるマンガを読みたい!って人にぴったりなんですよね。もちろん絵や大げさな描写が。。。って人もいるのはわかってます。でもそれを上回るほど面白いんです。転職くんの名にかけて本当です、信じてください!!!!(史上もっとも必死!!!!)

 

【自分の市場価値を知る】

みなさん当たり前のようにお気づきですが、本ストーリーはドラマにもなった有名な「ドラゴン桜」の外伝です。なので、ドラコン桜で登場したキャラクターも少なからず出演します。

 もちろんドラゴン桜を読んでたほうが面白いですが、読んでなくてもなんの問題もありません。エンゼルバンクは英語教師だった井野先生が主人公で、彼女が自身のキャリアに悩むんだことから始まります。

 

最初時間をかけて理解するのが「市場価値」です。簡単に言うと人材としての需要があるかということですね。時代によって労働市場の需要と共有は変わってくるので、それを見極める必要があるんですね。そして「エンゼルバンク」という題名はもうひとりの主人公、資産家の海老沢という男性が幼少期に体験した需給について関わってきます。

 

男の子のみなさん、幼少期にチョコボール買ってましたか?と聞いたら一発でわかりますよね?そう、チョコボールのふたのところに付いていたあたりのマーク、それは「エンゼル」です。海老沢の地域では幼少期、このエンゼルが非常に人気でした。しかしほしい人は多くても、だれがそれを引き当ててもっているかは可視化できない。つまり需要のほうが圧倒的に多かった。そこに目をつけた海老沢は、周りの子供達からエンゼルを買い集め、より高値でエンゼルを求めている子どもたちに売っていた、つまり小さいながらにエンゼルのプラットフォーム=エンゼルバンクを経営していました。

 

人材市場もこれと同じで、需給で人材の市場価値が決まってくる。だからそれを見極めて転職をしたり、自分を成長させなければいけないと。まあ当たり前のようで、ちゃんと自分の市場価値を正しく把握できている人は少ないので、改めて考えさせられる序章です。

 

【日本支配計画】

そしてここが非常に面白いんですが、海老沢は自身が事業オーナーとなる転職支援事業を通じて日本支配計画をもくろんでいます。簡単にいうと将来的に日本経済に大きなインパクトを与えるであろう会社に、自分が見込んだ人材を流し込み、成長させて自分もともに日本経済をコントロールするのであると。

 

まあこういう大げさなところが三田先生に一部アンチがいる要因かもしれませんが(笑)、それでも転職市場や良い企業の見分け方、また有望企業達のビジネスモデルを紐解いていく話は大変興味深い。どんなビジネスが流行り始めていて、その背景としての日本・世界経済はどう動いているのかなどなど、データの出典元もしっかりしていて、三田先生の取材の丁寧さが目に浮かんでくるほどw

 

どんくらい面白いのか、全エピソード書きたい!!!!くらいなんですが、前も言ったようにネタバレしないのが信条なので、どうか何かしらの方法で手にとっていただきたい笑 転職を考えている方におすすめの一冊です。

 

ビバ三田先生。では

 

 

 

 

 

 

 

 

採用しよう~母集団形成編その4「リファラル」やってみよう~

 おはようございます、転職くんです!とうとう2017年最終日ですね!信じられます!?ぼくは信じられます。なぜなら年末の暴飲暴食で体調が悪いからです。これぞ年末感(笑)。

 

はい、とうとう母集団形成編の最終章です。最後は流行りの「リファラル」。2017年人事流行語大賞でも採用部門の堂々一位でした。

【結果発表!】人事が2017年に一番注目した人事ワードは・・・?#勝手に人事流行語大賞2017 | HR NOTE

 

さてなぜ母集団形成においてリファラルが重要なのかというと、まずは圧倒的に「コスト」が安い。会社によっては紹介した人に30万円くらいあげるらしいですが、それでも圧倒的に安い(だって前金固定費いらないってこと考えると、人材エージェント経由で30万円で使えたようなもんですよ)。さらには最低限人柄も把握している。だって知り合いだったり知り合いの知り合いだったりするんだもの。そしてこれは必ずしも、ではないですが、スキル面についても紹介・媒体経由よりは把握できるケースが多い。

 

こんなお得なリファラル、やらない手はないでしょ!?と思うかもですが、意外と力入れてない企業が圧倒的多数なんですよね。なぜか?簡単、面倒だから

 

リファラル採用をするためには】

リファラル採用のために大事なのは

①社員が知人を紹介したくなるような(魅力的な)会社であること

②社員の会社への貢献意識が高いこと

③紹介を管理する仕組みづくり

が大事になります。

 

①は言わずもがな。そもそも知人に悪いものをおすすめしないでしょ?だから良い会社だと社員が胸を張って言えることが大事。ただ、あらゆる面で他社より魅力的、っていうのは難しいですよね?だから知人が転職を考えてる際に、「○○に悩んでるなら、うちの会社がぴったりじゃない?」とおすすめできるポイントを幾つか作っておくことです。とりわけ大企業・外資系ならまだしも、いわゆる中小・ベンチャーが労働条件面で勝てることなんてものすごく少ない。。。だからそれ以外で①を満たす努力が必要です。

 

例えばですが

・これから伸びる事業だよ(成長を実感できる会社だよ)

・厳しい上下関係はないし、年功序列もないよ

・フレックスだよ

・新規事業の立ち上げとかすぐできちゃうよ

とか、ひとつくらい当てはまりませんか?こうやって全部ではなくてポイントポイントを抑えとけば、社員も知人に話がしやすくなります。何か強みや文化は作っておきましょう。

 

そして②が実は一番面倒。。。転職くんの経験上、知人を紹介してくれる社員は、そのとき大体その会社で働くことへのモチベーションが高いんですよ。何かしらの理由で会社が楽しい、だから知人にも紹介したい、という好循環が回っているときです。それは例えば何か受賞したとか、仕事がうまくいっているとか、上司にすごい褒められた、とかなんでもいいんですが、とにかくその会社で働いていることが楽しい、というとき。自然と紹介の内容も魅力的に見えて、知人も一回話を聞きにこようかなとなりやすいです。ただずっとモチベーション高いって無理じゃないですか?だから一人でも多くモチベーションを高く保つための社内施策が大事だったりするんですよね。。。その一つとして採用イベントで話させる、というのはいいですよ。大体自分が入った経緯とか、仕事をしていて何が楽しいかとか、会社の良いところを話すことになるので、ほとんどの場合モチベーションが上がります。あとこういった会社の代表として参加するようなイベントにアサインされたら、「俺って期待されてる?」と思うので、一石二鳥です。

 

③は甘く見がちなところですね。ちなみにこれは、ベンチャー企業で流行っているピザパーティーとかそういった受け皿の話のみではなく、むしろ入口から出口までの話です。自分が紹介した知人の選考状況って気になりません?気になりますよね??選考に受かっても落ちてても、どう扱われてるのかも気になりますよね?これを可視化することが非常に大事なんです。

 

もし知人が選考に落ちてるのを知らずに知人に「どう?選考進んでる??」なんて聞いちゃった日には、知人の信頼はガタ落ち。また大して評価が高くないがゆえに、一次面接のあとに知人本人に結果通知を全然してなくて、知人から半分クレームが入る、なんてケースもあります。そうなると、また新しく知人を紹介しよう、なんてなりますか?ならないですよね。

 

知人を紹介してくれる社員は、もはや採用担当にとってお客さまと同義です。彼らが気持ちよく知人を紹介し、入口から出口まで安心して任せられる、それが良いリファラル採用の基本なんです。流行ってるからとりあえずやってみよう、一旦社員に声をかけてみよう、こんな安易な気持ちでは絶対に始めないでください。ただうまく機能すれば効果は抜群。とくに優秀な人は優秀な人と付き合いがあることが多いので、芋づる式に良い人材が安く取れる可能性があるのです。

 

まだ始めていない会社さんは、ぜひこの機会に戦略的にトライしてみてくださいね。

以前も一度紹介したとは思いますが、リファラル採用について紹介している本も出ています。

「ネットワーク採用」とは何か

「ネットワーク採用」とは何か

 

 

また採用系だと服部教授の本はいいですよ。 

採用学 (新潮選書)

採用学 (新潮選書)

 

 

そして毎度ですが、本を読めないというあなたはぜひ要約サービスを笑

一冊10分で読める! 本の要約サービス【フライヤー】

 

ではでは

 

番外編【書評】LIFE SHIFT(ライフ・シフト) 100年時代の人生戦略

おはようございます、転職くんです。番外編が多くなってすみません(笑)でもこの本はかなり感銘を受けたので、なんで紹介が遅れたんだろうと後悔しています。

 

 

元々リンダ・グラットン氏のワーク・シフトを読んでいたので、むしろ転職くんの場合は「シリーズもので稼ごうとしていやがる」と変にムカついて、読むのをためらっていました(笑)。だがしかし、好きな先輩がおすすめしてくるので読んでみたら大ハマリです。

 

【長く健やかに働いていくために】

昨今医療はものすごく進歩していて、先進国では1987年生まれは97歳、2007年生まれに至っては2人に1人が103歳まで生きると見込まれています。日本の場合はさらに長寿で、2007年生まれの半数が107歳まで生きると予測されています。

 

さて、となると気になるのは、どうやって生計を立てていくの?って話ですよね。定年退職も65歳までと少し上がりましたが、100歳まで生きるとしたら35年も働かずに生きていくことに。。。しかも将来、年金制度がどれくらい機能しているかはわかりません。

 

グラットン氏は、より長く働くためには、今の働き方を変える必要があり、これまで長らくテンプレ化されてきた「教育」「勤労」「引退」の定番を崩すべきといっています。ようは大学を卒業する22歳までが教育、65歳定年までが勤労・引退ってやつ。まあそれはそうですよね、100年も生きるんだもの笑。いま安倍内閣も2019年にリカレント(社会人の学び直し)に5000億円突っ込むって発表してましたね(ワープアの救済が先じゃない?って非難もありましたが笑)

 

ぼくの意識が最も変わったのが、勤労・引退についてです。転職くん、働くの好きなんですよね(笑)。だけど65歳までかー、とか思ってましたが、長く働くことが容認された気持ちになりました。また、長く働くためには無理はしてもいいけど、無茶はだめだと思うんです。ときに終電まで働いてもいいけど、毎日終電なんて生活は長くはもたない。結局長く活躍できる人って体をめったに壊さないんですよね。そう思って、転職くんは無駄な長時間労働は一切やめました。ここは結構本書のおかげ。

 

【長寿社会では無形資産が大事】

さらに強調してたのは無形資産の重要性。「生産性」「活力」「人的ネットワーク」とかとか。

 

とくに活力という部分は、先程の労働への意識とつながるところがあります。運動や食生活はもちろんのこと、適切なストレスマネジメントも大事です。体がやられる前に、精神がやられる人も増えています。

 

また今後は「孤独」と戦う人も増えるはずです。独身男女は増えており、東京に暮らす人が増えている分、近所付き合いもほとんどありません。だからこそ「シェアハウス」なんかはおすすめですね。値段は一人暮らしと変わらないものの、同じ値段で孤独から少なからず解放されるなら安いものです(笑)。

 

なぜこの本を紹介したかというと、こういった「生き方」の変化には人事が一番敏感であるべきだと思うからです。多様性を受け入れ実践できる組織風土づくりを大事にし、こういった考え方をインプットしておくことで、いざ面談・面接で話題に出ても話せるようにしておく。会社の最初の顔となる可能性が高い職種だからこそ、最低限の教養は身につけておきたいですね。

 

本当は全然いくらでも本書について語れるのですが、この本が好きだからこそ、ネタバレしすぎるのは冒涜だと思うので、ここで止めておきます(笑)。そして本が読めない人は、前も紹介しましたが、せめて要約サービスに目を通しましょう(笑)。

一冊10分で読める!本の要約サービス【フライヤー】

 

人生100年計画を立てながら良い年を迎えてください笑

ではではー

採用しよう~母集団形成編その3「スカウト」の妙_候補者8割・自社2割の法則~

こんにちは、転職くんです!今日も素晴らしい快晴ですね!!

 

今日の日経電子版読みましたか?相変わらずAI系はHotですね。

www.nikkei.com

人材系もAIの活用をどうしていくのか、もっと話し合ってみたいものです。

 

今日は最近の母集団形成方法のトレンド、スカウトサービスについてお話していきたいと思います。

 

【各種スカウトサービスと特徴(転職くんが採用コンサルとして、つかったことがあるものに限る)】

Wantedly ダイレクトスカウト

Wantedlyって実は結構スカウトサービスなんですよね。ラフに会えるので返信率は高いのですが、クロージングが大変です。

 

・Bizreach

ハイクラスといえばビズリーチ。ハイクラス層をとるならもはやNo.1ですね。返信率も高いですし、部長級を取りたいならおすすめ。

 

・Linkedin

グローバルで圧倒的強さを誇るLinkedin。でも日本だと利用率が低く、あまりおすすめできないです。外資系企業向けかなー。

 

・キャリアトレック

レコメンド型の若手採用サイト。まあレコメンド精度は懐疑的w単純にスカウトしても返信率は低く、興味があるという機能をうまく使わないと行けないです。ちょっと特徴にかける。 

 

Switch.

こちらも若手向けのスカウトサービス。成功報酬型なのはうれしい。またベンチャー志望の若手に効率的に会えるのでおすすめ。

 

【スカウト文面について】

スカウトサービスのポイントはやっぱり「スカウト文面」。みなさんどうやったら返信がもらえるのだろう・・・と日々頭を悩ましていませんか?

 

最近転職くんが改めて思うのは、結局人間は「自分にしか興味がない」ということ(笑)。もちろん使うサービスによって異なりますが、いかにあなたに興味を持っているんです!ということを強調するかなんだろーなーと思っています。

 

よくあるテンプレ系⇒候補者・自社5割ずつ⇒候補者8割・自社2割パターンで説明しますが、最近は最後の「候補者8割・自社2割」くらいがちょうどいいんじゃないか?とも思い始めています。

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<よくあるテンプレ系>

はじめまして、株式会社転職くん 代表の転職くんです。

人材業界での法人営業経験を拝見し、ぜひ一度お会いしたく、お声がけいたしました。

 

弊社は、転職くんというカリスマ率いる人材コンサルベンチャーです。転職くんの優れた文才と人間力により、ほぼ業界トップクラスの人気を誇っています。また今後新規事業をいくつか走らせる予定ですが、その立ち上げを担う人材が不足しており、非常に困っております。

 

今までのご経験を拝見し、あなたこそ新規事業立ち上げの責任者をお任せできる人材だと思いました。本スカウトではお話しきれないことばかりですので、ぜひ一度お会い出来ないでしょうか。

 

ご返信心よりお待ちしております。

株式会社転職くん

代表取締役社長 転職くん

 

<候補者5割・自社5割>

はじめまして、株式会社転職くん 代表の転職くんです。

株式会社○○での人材コンサルのご経歴を拝見しお声がけいたしました。 

 

当社は〜「よくあるテンプレに同じ」

 

2016年・2017年とMVPを受賞し、○○という新規事業の立ち上げを経験されているなど、今回募集しているポジションに求めている人材だと感激しました。ご希望条件を拝見するに、人材系のスタートアップをお探しと記載されておりますので、貴殿にとっても非常にやりがいのある環境を提供できると自負しております。

 

本スカウトではお話しきれないことばかりですので、ぜひ一度お会い出来ないでしょうか。

 

ご返信心よりお待ちしております。

株式会社転職くん

代表取締役社長 転職くん

 

<候補者8割・自社2割>

株式会社○○での人材コンサルのご経歴を拝見しました。2016年・2017年のMVP受賞など、本当に素晴らしいご実績を残されていらっしゃいますね!

 

順風満帆な社会人生活かと思うのですが、何か引っかかっていることがあり転職活動をされているのかと思います。私も会社を興す前は、同じく人材コンサル系の企業に在籍しておりましたので、少しはご相談にのれるはずです。

 

また、希望としては「人材系スタートアップ」「新規事業立ち上げ」と記載されておりますが、なかなか上記を2つとも満たす企業には出会わないかと思います。弊社であれば10番目の社員として、新規事業立ち上げの責任者を探しており、あなたにとってぴったりな条件を提示できると考えています。

 

○○という新規事業を推進されてきたお話など、貴殿のこれまでについて、お会いしてもっと詳細をお聞きしてみたい、という気持ちが非常に強くなっています。どうでしょうか?転職相談がてら、という程度で結構ですので、一度お会い出来ませんか?

 

ご返信心よりお待ちしております。

株式会社転職くん

代表取締役社長 転職くん

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どのスカウトが一番気に入りましたか?もちろん感じ方は人それぞれなのですが、転職活動をしている=大なり小なり何かに悩んでいる、ということなので、うまくその候補者の心の琴線に触れることが大事ですよね。まあ、むしろみなさんも何かよいスカウト事例とかあればぜひ教えてください!

 

知名度のない企業は、企業から積極的に動いていかないとまず接点さえ生まれないので、引き続きスカウトサービスはうまく活用していきましょーねー

 

ではでは

採用しよう~母集団形成編その2~

おはようございます、転職くんです。もう年末感がすごいですね!すごすぎて憂鬱です笑みなさん何かを成し遂げられた一年になっていることを願っております。

 

今回は母集団形成編その2です。その1で戦略を大まかに立てたので、次は戦術を立てていきます。ここからは母集団形成手法の運用と、その運用をするための人員体制構築がキーポイントになっていきます。

 

【手が回らない!問題】

大きく戦略を立てたものの、運用していく上で結局ドツボにハマっていくのが「手が回らない問題」です。もちろん間口を広げていく分にはよいのですが。

 

「母集団形成予測(各ツール)×金額予算×人員」

 

は仮説だとしても緻密に立てましょう。一番やりたくないのは、母集団形成ツールの焼き畑です。無料ツールはとりあえず開けとけで運用すると後々公開します。それは使う側も使われる側も同じです。使う側としては片手間で使っただけのくせに「良くない」と判断して自ら中長期的に選択肢を一つ潰してしまいがち、そして使われる側ももし担当がついていた場合「あそこは注力企業ではない」ということでその社内での評判が落ちて、本当に使い込みたいときに有能な担当を割り振ってもらえなくなります。

 

なので、本当に当たり前の話ですが、それぞれのアクションに必要な工数(時間)を割り出し、一度に対応できるエージェント数・媒体数を割り出しましょう。プラスアルファで確保しておくべきは、リファラルでの面談数でしょうか。もし社内で大きく施策を打つ場合は、その施策に必要な時間も割り出しておくべきです。

 

大体一日2時間残業するとしても10時間×20日で200時間しかありません。

会議数×時間/エージェント紹介数⇒想定紹介数、想定面接数、それに対するFB時間/媒体数⇒想定応募数、面接数、スカウトサービス時のスカウト時間/リファラルの施策数、施策運用時間、社内広報工数・・・などなど

どの経路から何面接組むのかを試算しなければなりません。

 

手当たり次第に手を出すようなオツムの弱い人事にならないように、緻密に組んでください。いまどき数字で語れない人事は無能です。。。。

 

と、最後はコンサル時代の闇が出てしまいましたが、非常に重要な点なので力説しました笑 ちょっと中途半端ですが今日はここまでとし、実際の運用面でのお話を次回からしていきたいと思います。

 

ではでは

 

採用しよう~母集団形成編その1~

こんばんわ、転職くんです。

今日は母集団形成編です。まあ、「転職しよう」編の応募シリーズの企業版ですね。
 
採用計画を立てる⇒採用要件を固める⇒求人をつくる⇒応募者を募る(今ここ)
⇒面談・面接を行う⇒口説く⇒入社までフォローする⇒入社
 
って流れです。上記の「今ここ」が今日からのパートです。
 
【母集団形成戦略を立てる】
とはいえじゃあ外部ツール使おう!といって、なんとなく手を出していくのは三流です(笑)。自分たちがほしい人材はどこにいるのか(生息しているのか)を考え抜いて戦略的に攻めていく必要があります。
 
わかりやすい例で、ソフトウェアのプリセールス(セールスエンジニア)を挙げてみましょう。
 
プリセールスとは、ソフトウェアを企業さんに売り込む際に、先方のシステム担当と技術的な点でのディスカッション・提案をする職種です。
 
まず理解しなくてはいけないのが
日系企業にプリセールスはほぼいない」
ということです。
 
外資系企業では一般的な職種なのですが、普通の日系大手にはほぼこの職種は存在しません。日系だとベンチャー系の企業で一部導入してるくらいです。
 
となると、エンジニア系だからエンジニアが強い媒体・エージェントに依頼しよう!となっても、ほぼほぼ可能性がないんです。。。
 
となったときに考えられるのが
外資系専門の転職媒体、エージェン地
⇒エンジニアに強くなくてもOK。外資系の人は、とりあえず外資系の人たちが使うツールに登録する可能性が高い、という仮説。
外資系ソフトウェア界隈のコミュニティに顔を出す
⇒プリセールス系の人は来てない可能性高いが、そこで知り合った人たちに何かと理由をつけて、社内のプリセールス系人材を紹介してもらう
③ブログ書いてるプリセールスの人にDM
⇒地味に効果高いと想定。ブログ書いてる人も少ないので、プリセールス系の人からの連絡が集まっていて、ネットワークが広い可能性もある。
 
上記3つのツールを調べ上げて、計画的に潰していくのがおそらくいちばん有効だと思っています。
 
これはあくまでプリセールスという観点からの話ですが、他職種でも全部同じです。
人物像まで落とし込むとボドゲコミュニティとか顔を出すことになりそうです(笑)。
 
是非これを参考に「母集団形成のための戦略」をまず立ててみていただけると
幸いです!まあ超基本的な教科書っぽいもので恐縮ですが、以下も読んでみるといいかもですね笑
 
人事の学校 基礎講座3 採用計画と実務

人事の学校 基礎講座3 採用計画と実務

 
 
ではでは