カスタマーサクセスとキャリアを考える

人材業界出身の著者が、IT業界のカスタマーサクセス職に転職してからのお話

「転職しよう」活動本格開始編 紹介会社(エージェント)分析その1

こんにちわ、転職くんです。
今回からはいよいよ各転職手法の中で、比較分析をしていきたいと思います。
まず第一弾として、紹介会社編をお送りします。

 

【RA・CAとは】
その前に、今後の話をより理解していただくために、紹介会社の組織について説明させていただきます。実は大手紹介会社ですと、二種類のコンサルタントがタッグを組んで一人の候補者を支援します。それがRA・CAというもの。

RA(RecrutingAdviser/リクルーティングアドバイザー)
企業に対し、受注(企業様との紹介契約)から求人獲得、紹介までを担当します。CAから求職者に企業情報を説明しますが、その精度はRAの能力次第であり、面談面接のフィードバックなどもRAの力量によります。そのため企業から必要な情報を獲得できないRAはCAからも相手にされず良い候補者を紹介してもらえないため、結果企業側からも見放されるというデフレ・スパイラルに陥ります(笑)

CA(CareerAdviser/キャリアアドバイザー)
原則求職者との直接やり取りを全て担当します。求職者の経験や知識・技術・能力と、希望就業条件・希望職種などを把握し、正しいキャリア選択を導きます。職務経歴書の書き方や、面談・面接対策をしてくれるのも彼らです。

まあ分業の方がそれぞれ専門性を深掘りできるのはいいことですよね。難しいのが情報の共有や把握です。どうしても又聞きになってしまうことがあるので情報が正しく伝わらなくなることがあります。。。求職者側からするとできれば担当は一人の方がやりやすいかなぁ・・・(ここ、後で大事になります笑)


【紹介会社比較】
はい、ということで、早速紹介会社比較に入っていきます。
と言っても!申し訳ないですが、あらゆる紹介会社について記載はいたしません。あくまで実際に訪問した紹介会社のみに絞って書いていきたいと思います。憶測だけでも書けますが、それだとみなさまに失礼ですので。転職くんは誠心誠意みなさまと向き合っていきたいと思います(笑)。


以下が過去私が面談にいった紹介会社です。
リクルートエージェント→言わずとしれた業界最大手
JAC→ハイクラス、外資企業に強み
アクシスコンサルティング→コンサルファームをメインとして紹介してくれる業界特化型


多分見る人が見ると、私の趣味嗜好がわかってしまう顔ぶれですね(笑)。
なぜ上記三社に訪問したかといいますと「保有求人数」「コンサルタントレベル」のバランスを見て決めました。保有求人数が多ければ可能性は広がりますが、担当してくれるコンサルタントレベルが低いと合格率は上がりません。
※後者は「転職手法の選択 紹介会社について」の記事を参照ください。

そんなの運じゃんと思いますよね?そのとおりです(笑)でもそこで妥協するのではなく、もしレベルが低いコンサルタントが担当についた紹介会社はお付き合いをやめて、他の紹介会社に行くほどこだわっていただきたい。それほどできるコンサルタントとできないコンサルタントのサポートには雲泥の差が出てくるのです。

 

あとは私自身は行ったことがないのですが、周りの求職者から最近評判が良いのはワークポートさんですね(転職エージェント・ワークポート)。なぜ「求職者側」という言い方をしたかというと、求職者目線でがんばってくれるコンサルが、イコール企業からの評判が良いとは限らないからです。。。ここらへんの詳細は今後お話します!笑

 

【担当コンサルタントはあなたの市場価値を映す鏡】
ただ、前提として求職者レベル×転職意欲によって、出て来るコンサルタントのレベルは違います。求職者のレベルが高いほど、出て来るコンサルタントのレベルは上がります。また転職意欲が高い方が出て来る場合も、少なからず担当コンサルタントのレベルは上がってくるでしょう(どちらかと言うと前者の要因が大きいですが)。言葉を選ばずに言うと「すぐにお金になるか否か」でコンサルタントのレベルが変わってくるのです。つまりあなたがコンサルタントに感じたレベル感が、そのままあなたの市場価値になるということです。


上記を踏まえ、これから話す話は、あくまで「私レベルだと」という前提でお聞きください(笑)。

~当時の転職くんスペック~
・30歳に近い20代後半
・社会人6年目
・人材業界営業
・マネジメント経験あり
・役職は主任レベル

 

リクルートエージェント(2017年)】
コンサルタント:◯~△
求人数:◎
立地:◎

 

当日は予想通り若いコンサルタント(おそらく同い年程度)が担当として出てきましたが、名刺に受賞歴が印字されており、若いながらも実績のある方がでてきてくれたようです。

その日の流れは
・転職活動状況のヒアリング
 -いつ始めたのか
 -いつまでに転職したいのか
 -なぜ転職をしたいのか
 -何をしたいのか(=どこに転職したいのか)
・求人紹介
・気に入ったものがあればエントリーをお勧めされる

コンサルタントの技量が問われるのは
ヒアリング」「アドバイス」「求人のレコメンド」
ではないでしょうか。

ヒアリングはしっかりしており、ここまではまあまあ良い方かなと。
残念だったのは「気づき」を与えてくれるような発言がほぼなかったこと。
ちょっとした転職のトリビア的な話は大変参考になりましたが、私の話に対して
切り込んでくる点がなかったのは残念でしたね。

ただ紹介できる求人数は半端なかったです(笑)
ここが大手の強みですね。数撃ちゃあたると言うのはお互いさまなので
間違いなく強みの一つです。 

また東京駅という立地の良さも強み。
どこで働いていようとも、割りと便よくたどり着けます。
大体が仕事帰りにいくところなので、こういうとこも大事ですね。

 

結論、自己分析・転職軸がはっきりしており、一定の転職関連知識が
有る方は是非リクルートエージェントさんをおすすめします。「あ、まさに自分だ」という人は、何も考えずすぐに面談依頼を飛ばしてください(笑)。ただ何度でも言いますが、その人の状況に応じて違いますからね!今回は長くなってしまいましたが、是非次回記事の二社の話も参考にしてください。では、今日はここまで。