カスタマーサクセスとキャリアを考える

人材業界出身の著者が、IT業界のカスタマーサクセス職に転職してからのお話

番外編【書評】LIFE SHIFT(ライフ・シフト) 100年時代の人生戦略

おはようございます、転職くんです。番外編が多くなってすみません(笑)でもこの本はかなり感銘を受けたので、なんで紹介が遅れたんだろうと後悔しています。

 

 

元々リンダ・グラットン氏のワーク・シフトを読んでいたので、むしろ転職くんの場合は「シリーズもので稼ごうとしていやがる」と変にムカついて、読むのをためらっていました(笑)。だがしかし、好きな先輩がおすすめしてくるので読んでみたら大ハマリです。

 

【長く健やかに働いていくために】

昨今医療はものすごく進歩していて、先進国では1987年生まれは97歳、2007年生まれに至っては2人に1人が103歳まで生きると見込まれています。日本の場合はさらに長寿で、2007年生まれの半数が107歳まで生きると予測されています。

 

さて、となると気になるのは、どうやって生計を立てていくの?って話ですよね。定年退職も65歳までと少し上がりましたが、100歳まで生きるとしたら35年も働かずに生きていくことに。。。しかも将来、年金制度がどれくらい機能しているかはわかりません。

 

グラットン氏は、より長く働くためには、今の働き方を変える必要があり、これまで長らくテンプレ化されてきた「教育」「勤労」「引退」の定番を崩すべきといっています。ようは大学を卒業する22歳までが教育、65歳定年までが勤労・引退ってやつ。まあそれはそうですよね、100年も生きるんだもの笑。いま安倍内閣も2019年にリカレント(社会人の学び直し)に5000億円突っ込むって発表してましたね(ワープアの救済が先じゃない?って非難もありましたが笑)

 

ぼくの意識が最も変わったのが、勤労・引退についてです。転職くん、働くの好きなんですよね(笑)。だけど65歳までかー、とか思ってましたが、長く働くことが容認された気持ちになりました。また、長く働くためには無理はしてもいいけど、無茶はだめだと思うんです。ときに終電まで働いてもいいけど、毎日終電なんて生活は長くはもたない。結局長く活躍できる人って体をめったに壊さないんですよね。そう思って、転職くんは無駄な長時間労働は一切やめました。ここは結構本書のおかげ。

 

【長寿社会では無形資産が大事】

さらに強調してたのは無形資産の重要性。「生産性」「活力」「人的ネットワーク」とかとか。

 

とくに活力という部分は、先程の労働への意識とつながるところがあります。運動や食生活はもちろんのこと、適切なストレスマネジメントも大事です。体がやられる前に、精神がやられる人も増えています。

 

また今後は「孤独」と戦う人も増えるはずです。独身男女は増えており、東京に暮らす人が増えている分、近所付き合いもほとんどありません。だからこそ「シェアハウス」なんかはおすすめですね。値段は一人暮らしと変わらないものの、同じ値段で孤独から少なからず解放されるなら安いものです(笑)。

 

なぜこの本を紹介したかというと、こういった「生き方」の変化には人事が一番敏感であるべきだと思うからです。多様性を受け入れ実践できる組織風土づくりを大事にし、こういった考え方をインプットしておくことで、いざ面談・面接で話題に出ても話せるようにしておく。会社の最初の顔となる可能性が高い職種だからこそ、最低限の教養は身につけておきたいですね。

 

本当は全然いくらでも本書について語れるのですが、この本が好きだからこそ、ネタバレしすぎるのは冒涜だと思うので、ここで止めておきます(笑)。そして本が読めない人は、前も紹介しましたが、せめて要約サービスに目を通しましょう(笑)。

一冊10分で読める!本の要約サービス【フライヤー】

 

人生100年計画を立てながら良い年を迎えてください笑

ではではー