カスタマーサクセスとキャリアを考える

人材業界出身の著者が、IT業界のカスタマーサクセス職に転職してからのお話

「転職しよう」まずやること編 具体的な転職方法選択その2

こんにちは、転職くんです。

今日は前回の続き、紹介会社のメリット・デメリットについて書いていきます。おさらいするとこんな感じ。

■メリット

・自己分析を手伝ってくれる(自己分析編で記載済み)

・その上で求人票をおすすめしてくれる

 →Web上で膨大な情報から検索する手間が省けます

職務経歴書の書き方のアドバイスをしてくれる

・企業毎に面談面接対策をしてくれる

・企業さんにオススメしてくれる

・条件交渉を代わりにしてくれる

・都度相談できる

 

■デメリット

・連絡が頻繁に来るのでイライラすることも

・紹介会社都合で推し企業が決まることも

 

太字部分を細かく解説していきますね。

 

〜メリットについて〜

【企業毎に面談面接対策をしてくれる】

これ試験でいうと、過去問とそれに対する最適解を教えてくれるってことです。すでにすごくないですか?笑 紹介会社さんは企業様・候補者様より実施した面談面接内容について細かくヒアリングすることができるので、企業毎の膨大なデータがたまってるんです。だから恐らくこういうことは聞かれますよー、ですとか、模擬電話面接でその練習をしてくれるんです。ハローワークさんの情報がそこまでないのであれなんですが、列挙した応募方法の中でこんなことができるのは紹介会社さんだけですね。

 

【企業さんにオススメしてくれる】

これは合格ラインすれすれにいる候補者にとって非常に心強い支援です。自主応募では書類通過しないような方でも、紹介会社経由なら書類通過するパターンがあります。*「書面上は経歴が微妙だけど、会えば評価が上がり受かりそう」という自信がある場合に限る。落ちるとわかっていて通すケースはない*これはまさに優秀な紹介会社さんほど、実行できるパターンですね。「◯◯さんが言うなら、会ってみようか」と言う信頼ありきの書類通過です。

また面接結果が合格すれすれだとしても「候補者の△△さんは〜な強みがあるので、今回の採用ニーズにフィットしてると思いますよ。」など、企業さんの背中を後押ししてくれることもあり、セーフティーネットとして大いに機能するんです。

 

条件交渉を代わりにしてくれる

そしてこれが日本人にとっては地味に一番嬉しい点だと思いますが、年収などの条件交渉を行ってくれます。外資系だと年収交渉はするものと言う前提なので、候補者が強くでても企業側の評価はそこまで下がりません。しかし日系企業はなぜかここがセンシティブで、年収面で強く交渉してくる方をそこまで好ましく思わない傾向にあります。「お金のことを話題にするのは良いことではない」と言う日本教育の弊害がここでも見られますね(まあちょっと違う話ですが笑)。

最初からお金の話をしても嫌がられるし、序盤は控えめにしてオファーの時に言い出しても嫌な顔をされるしで、候補者にとっては四面楚歌です。ここに紹介会社と言う「第三者」が介入することで、候補者が本音を言える相手が出てきます。そして紹介会社さんも採用決定年収の30%前後(ここは企業と紹介会社の契約次第)を企業さんからいただくビジネスモデルとなるため、極力候補者の年収が上がるように交渉してくれます。このWin-Winの関係があるために、紹介会社さんはこの時に最大の味方となってくれるのです。交渉下手な日本人にとって渡りに船とも言える機能ではないでしょうか。

 

【都度相談できる】

メリットの最後に上げるのが一番シンプルだけど一番大事な点、「都度相談できる」ことです。転職活動は新卒の時と違い、基本的に孤独です。あくまでその時その時の自己都合で開始するため、「仲良しの◯◯も転職活動してるらしい!」なんて奇跡は起こりません(笑)。自分の考えや選択が正しいのかもわからない、もしかしたら不合格が続いてしまうかもしれない、、、そんな時に都度相談ができて、情報をくれて、時には愚痴も聞いてくれて、励ましてくれる。。。そんな最高のパートナーになりうるのが「紹介会社」なのです!!!(紹介会社さんの回し者ではありません笑)

 

〜デメリットについて〜

【連絡が頻繁に来るのでイライラすることも】

そんな最高ならすぐに使うべきだよ!と思ったそこのあなた。デメリットもちゃんとおさえておきましょう(笑)。これはあまり優秀ではない担当がついてしまうことに多々起きうることかと思うのですが、候補者都合を考えない連絡がやけにくることもあるようです。

やれ〜をやってくれだの、〜という企業が良さそうだから受けてみてだの等々、一度接点を持った候補者をあの手この手で面接につなぎ、お金に変えてやろうという執念をもつ紹介会社もいます。これは紹介会社と言うよりも、担当の問題なので、運が悪かった、、、と思うしかないかと。。。一番確実なのは、紹介会社経由で良い転職経験をもつ知人を探し、その担当を紹介してもらうことです。自分が信頼している知人が信頼する担当であれば、ハズレはほぼなくなるでしょう。

 

【紹介会社都合で推し企業が決まることも】

 ここが紹介会社のビジネスモデルにおける、一番の難点ですね。。。先述したように、紹介会社さんは採用決定年収の30%前後を企業さんからいただくビジネスモデルです。つまりAさんという候補者がいるとして、同時に3つの会社から内定が出た場合、一番高い年収を提示した会社に入社してくれることがお金儲けの観点からすると一番喜ばしいです。これも担当次第ですが、、、あくまで担当も一営業マンですので、候補者にあれやこれやと理由をつけてとりあえず年収が一番高い企業をプッシュし、承諾させることもあるようです。年収が転職軸ではない候補者からすると、たまったものではないのですね・・・

 

ただ総括するとメリットの方が遥かに多いため、自信を持って極力紹介会社さんは使うことをオススメしています。とはいえ他の手法のメリットデメリットも知らないとわからないですよね?はい、じゃあ次の記事では広告媒体のメリットデメリットについてお伝えしていきましょー。

 

本日はここまで。