カスタマーサクセスとキャリアを考える

人材業界出身の著者が、IT業界のカスタマーサクセス職に転職してからのお話

「採用しよう」募集開始編~求人作成その2~

おはようございます、転職くんです。1ヶ月ぶりにしっかり走ったら、筋肉痛で目が覚めました。次の日に筋肉痛が来るくらい若いことが自慢です(笑)。

 

はい、ちょっと番外編を2回も続けてしまったので、本編に戻ります!今日は求人作成その2!!

 

【首尾一貫していますか?】

採用コンサルをしていて求人票を作るときに「ペルソナ」の次に重要性を説いてるのが「首尾一貫性」です。なんのこと?と思うかもしれませんが、つまり一通り読んで矛盾がないですか?ってことです。

 

『仕事内容⇒応募条件⇒給与』これが矛盾を一番生じさせてはいけない、ゴールデントライアングルです。どういうことかは例を入れて紹介しますね。

 

【仕事内容と応募条件が一致しないパターン】

例えばサーバサイドエンジニアを採用したい際を思い浮かべてみましょう。

<仕事内容>

・○○のAPI、Webアプリケーションの設計および開発運用保守
・○○と連携し、他システムとの連携機能の設計および開発運用保守

<応募条件>

LAMP環境でのWebサービス開発実務経験

・数百名規模サービスのインフラ開発経験

・Webデザイン経験もあれば尚良
・Git/Githubを利用したチーム開発の実務経験

 

仕事内容に対して、求めるもの多すぎません!!!???(笑)。このとき絶対思うのが、「結局入社したらなんでも任せようとしてるんじゃ・・・」ですね。これは仕事内容が多くて、必須条件がゆるいときもまあまあ同じです。間口広げて、入ったら激務かよ・・・パターン(笑)

 

【仕事内容・応募条件と給与に矛盾あるパターン】

次はこれも更に更に良くあるパターン。例えば先程の仕事条件・応募条件の求人が合った際に「給与:350万円〜900万円」。。。。!!!????!!!!

 

はい、もうこれは「結局提示額は薄給なんだろ・・・」パターンです。任せてる仕事に対して、下限が低すぎます。。。特にエンジニアの方はむかしから良いように使われることを恐れるので、良く言えば柔軟性があり、悪く言えば適当な給与レンジ提示は嫌います。

 

企業側からしたらスキル次第だからこれくらい幅があるんだよ、と思っていても、求職者側からしたら仕事内容・応募条件的に、その給与は低すぎるだろ!なめてんの?って思ってます(結局下限になるリスクありますからね)。

 

なので給与に幅が出るときは「ポテンシャル向け」「及第点向け」「ハイレベル向け」の3つに分けてしまってもいいくらいです。もちろんこの3つはペルソナも大きく変わってくるはずなので、ワーディングも変えましょう。

 

最近の市場は「売り手」市場です。情報も氾濫しています。その中でいかに「まさにあなたがほしいんです」が伝わるかどうか。そのためのペルソナであり、ターゲットに対しての首尾一貫した求人づくりが重要になります。

 

さて、ここまで聞いた採用担当のみなさん、ぜひ一度自社の求人票を見返してください。なんとなく会社説明だけしている求人になってませんか?ターゲットに対しての訴求は首尾一貫していますか??時間をかけて見直す価値のあるものなので、年末なんとか時間を作ってやりきりましょーねー

 

ではでは