「転職しよう」まずやること編 自己分析その3
こんにちは。
お待たせしました、今度こそ本当にマイ・ゴールについてお話します(笑)。
【人生は選択の連続である】
マイ・ゴールは簡単にいうと469個の質問に答えていくことで、自分を知ることができるという本です。さて、この時点で若干抵抗が出てきましたよね?笑 ただ本当に深く「自分を知る」ということは、そんな簡単なことではない、ということをこの数値が物語っています。
469個の質問は、過去現在未来についての問いかけです。とりわけいわゆる自己分析本と違うと感じるのは質問の粒度が非常に細かいという点です。例えばまず最初に父母についての質問から始まります。
「母親の性格で嫌いなところはどこですか?一つだけ答えてください。」
「あなたの人生を総括してみて父親からどんなことを学んだと思いますか?」
「父親が一番輝いていた場面は何ですか?」
などなど。一見自分のこととなんの関係があるのか?と思うことも、全て書き出していくと、自分の性格・選択と切っても切り離せない繋がりがあることに気づきます。
学生時代(小学校〜大学)でもまだまだ細かい質問は続きます。
「幼児期に、最もショックを受けた出来事は何ですか?」
「中学校時代、両親は、あなたの教育について、どのような姿勢でしたか?それは何故だと思いますか。」
「高校生の頃、ほめられて一番うれしかった出来事は何ですか?」
「卒業論文のテーマは何でしたか?それは何故ですか?」
一つ一つの細かい質問に答えていくうちに、自分が何故その選択をしたのか、一貫して何にこだわる傾向があり、どういう時に嬉しかったり悲しかったりするのかが、徐々に明確になっていきます。
少しその傾向が変わる時があることにも気づくのですが、何か必ずきっかけがあるんですね。自分はこういうきっかけで考えが変わることもあるのか、と気付かされたのも非常にためになる瞬間でした。
だらだらと書いてしまい恐縮ですが、まとめると何十年ものスパンで自分を振り返ることで、「自分が本当に大事にしていること」「自分が後悔しない選択の軸」を知って欲しいのです。これがいわゆる「転職軸」にならなければなりません。
転職活動を始めると目先の利益に踊らされて、考えがぶれることが多々あります。そんな時にこの軸がはっきりしていれば、何度でも立ち返ることが可能です。そしてその目先のメリットがあまりにも魅力的に見えてしまう時に問いかけてください。「今まで数十年の人生を振り返って、この選択がこれからの数十年にとって本当に幸せになるのか」と。きっとマイ・ゴールをやった人であれば、結果的に目先の利益が最終的な幸せに繋がるのか判断することができるはずです。
- 作者: リチャード・H・モリタ,スコット・デガーモ,ケン・シェルトン,アーサー・R・ペル博士
- 出版社/メーカー: イーハトーヴフロンティア
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自分にとって中長期的にみて幸せな転職になるために、あえて一度立ち止まって考えてみる。それが自己分析です。進むために止まる、なんかかっこいいですね(笑)。
長くなりましたがこれで自己分析編はお終いです。あなたの長いようで短い転職活動のスタートがより良いものになることを願ってます。それでは。